闇に染まった真実。
「…はよ。」
昨日の今日だから気まずそうに、挨拶をする祐也。
思わず笑いが込み上げる。
「ふっ、おはよ。もう終わった事なんだから普通にしてよ。じゃなきゃ怒るよ?」
そう言うとそうだな、って言って笑ってる。
「あ、祐也達は私と同じ、‘‘下っ端’’からだからね!いきなり幹部になろーなんて100年早いんだから!」
「は?んなこと思ってねーし!」
…なんか。懐かしい。
そんな事思っていると、クラスメイトが何人か来て。
「ごめんなさいっ…」
頭を下げた。
あ!私の事散々に言ってた人達じゃん!
…えっと、こういう時ってどうすればいいんだ?
「え?いや別にいいよ。気にしてないし。」
そう言うと、ほっとしたかのような笑顔を見せた。
「あ、でも、あの時痛かったなぁ〜。」
「ほんとに、ごめんなさいっ!」
「うそうそ、冗談だよ。」
ちょっとからかうと慌てていて、また笑いが込み上げる。