闇に染まった真実。
ガラッ───
「皆!今なにしてるのぉ〜?」
満里奈はガチャっとドアを後ろ手で閉め、俺らの話に入ってきた。
「夏休みのことだ話してたんだよ!」
陸が言うと
「私は海がいぃなぁ!」
「じゃあ海でいっか!」
…どうやら決まったらしい。
今年の夏は海か、実は俺も結構好きなんだ。
近いのもあるけど、バイクで走るととても心地いい。
「ふっ、久しぶりに遊べるな。」
「あ!今日初めて笑った!もー、朝から怖かったんだから!」
少し微笑むとそう言って。俺、そんなに思いつめてたか?なんて思ったけどもうどうでもいいか。