闇に染まった真実。
…なに自惚れてんだろ。私は。
白牙の元姫だったのに。
王龍の人たちの視線が怖い。拒絶されているみたいで、イラナイって言われてるみたいで。
裕也の言葉と重なって、息苦しい。水の中に落とされたような、そんな感覚がして。
周りの視線が痛いほどに刺さって。気まずい雰囲気を私がつくってしまっているのに、何も出来ないでいた。
その沈黙が怖くて、手が震える。
でも、朔夜さんと朝陽さんが救ってくれたんだ。