タンポポの約束。

クローバー





2年生になって1ヶ月程たったある日











「ぽぽ、最近風花の様子おかしくねーか?」











そう、テルくんは言い出した











「そんなことないと思うよ?
なんで〜?」











特に風邪引いたとかそういうのはなさそうだけどな?



すると、テルくんはやれやれと言った表情で見つめてくる











「なんか、隠し事がありそうっつーか…
ぜってーなんかあるから!」






「そうかな〜?」











こう見えてテルくんはそういうところ敏感だから、少し私も様子見ておこうかな…











「だってあいつ、ぽぽの彼氏が好きなんだろ?」





「か、彼氏って…」











なんかなれない響きだ



でもまぁ、そうだよね…




ナツメ先輩が好きなのに
こんな私と仲良くしてくれてるなんて
本当に優しいなぁ…






何度か先輩に別れようっていってもすぐに、俺の言う通りにしてたらいいことあるからって言って別れさせてくれない




全く…悩み事って生きてる限り増え続けていくものだなぁ…











「ま、あんな俺様男より、俺の方がよっぽど優しいしかっこいいけどな!?
なんで俺はモテねーのかなー!!!」





「あはは…」











なんでだろうね…


友達どまりだもんねテルくんって…






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