タンポポの約束。




先生の両手いっぱいにあった荷物を3人でわけて持って、美術室まで運ぶ











「二人って仲いいよな〜
幼なじみなんだっけ?」





「そうですよ♪
ずっと仲良くさせてもらってます♪」





「へぇ〜
そういうのってなんかいいよな」





「お前にはいなさそうだもんな!!」











テルくん…失礼だよ


いなさそうって何…











「いないいない
ま、この関係が当たり前だと思わずに、大事にしていけよ〜?」





「言われなくてもするっつの!!」











なんか…こう…先生って経験積んでるようなこというよね



実際積んでるのかもしれないけど…




結局写真はまだ見せてもらってないから
何もわからないまま…











「着いたぞ変態教師!」





「おー、ありがとな
あ、あと神凪、今日は準備室の前にクローバーのところに来て」











荷物を置き、私たちが帰ろうとすると
先生からそう言われた





クローバーのところ…











「わかりました♪」











なんか…なんか話してくれる気になったかな?




いつも今度って先延ばしだから
教える気なんてないのかと思ってたけど…





ちょっと緊張する





とりあえずあのお姉ちゃんの名前
思い出そう…






< 119 / 359 >

この作品をシェア

pagetop