タンポポの約束。
先生の両手いっぱいにあった荷物を3人でわけて持って、美術室まで運ぶ
「二人って仲いいよな〜
幼なじみなんだっけ?」
「そうですよ♪
ずっと仲良くさせてもらってます♪」
「へぇ〜
そういうのってなんかいいよな」
「お前にはいなさそうだもんな!!」
テルくん…失礼だよ
いなさそうって何…
「いないいない
ま、この関係が当たり前だと思わずに、大事にしていけよ〜?」
「言われなくてもするっつの!!」
なんか…こう…先生って経験積んでるようなこというよね
実際積んでるのかもしれないけど…
結局写真はまだ見せてもらってないから
何もわからないまま…
「着いたぞ変態教師!」
「おー、ありがとな
あ、あと神凪、今日は準備室の前にクローバーのところに来て」
荷物を置き、私たちが帰ろうとすると
先生からそう言われた
クローバーのところ…
「わかりました♪」
なんか…なんか話してくれる気になったかな?
いつも今度って先延ばしだから
教える気なんてないのかと思ってたけど…
ちょっと緊張する
とりあえずあのお姉ちゃんの名前
思い出そう…