タンポポの約束。




でも、先生は悲しそうに顔を歪めて
眉をはの字に曲げる











「多分あいつは
話してもくれないと思うよ俺と」











そんな…


話してみなくちゃわからない


きっと話さなくちゃわからないことがあるもん





そのままなんて私が嫌だよ…
余計なおせっかいでもいい



そんなのみつばさんも望んでないと思うもん











「私が…私がなんとかします…!」











仲直りさせる



そういう気持ちを込めて先生を見つめると
先生はフッと優しく微笑んだ











「じゃあお願いしようかな
スケッチブック見たバツとしてよろしくな」





「はいっ♪」











私がなんとかする



そういう気持ちで私は四葉さんの所に行くことにした





もう今日は勉強はいいからって先生に言われたから…






< 131 / 359 >

この作品をシェア

pagetop