タンポポの約束。
「先生に全て聞きましたみつばさんのこと…
四葉さんのお姉さんで、ミナくん先生の彼女さん…」
私がそう言うと、芽命さんは少し辛そうに顔を歪めた
芽命さんも知り合いだったのかな?
四葉さんはただ無表情に私を見つめる
「四葉さんは…ミナくん先生が笑ってたから
それが許せないんですよね?
でもそれは…先生の話も聞かないで嫌うのはあんまりだと思います…」
こういうのも四葉さんには失礼かもしれない
みつばさんのこと言わない方がいいのかもしれない
でもこのまま目を背けているだけなんて
そんなのどっちも辛いだけだよ…
「わかってるさ
あいつが姉ちゃんの好きな奴が、そんなひどいやつじゃないことくらい」
突然四葉さんはぼそっとそう呟いた
「なら…あって話してみませんか?」
そこまでわかってるなら
きっと話したら通じるよ…