タンポポの約束。
みつばさんのお墓からまた歩いて夏祭りのあっている場所につくと
人がごちゃごちゃしていた
「人がいっぱいですね〜…」
「はぐれないように手でも繋ぐか?」
先生はそう言いながら少し意地悪に笑う
「い、いいですよっ!
見られたら誤解されちゃうでしょ?」
「あはは!
本当神凪面白いなー!顔が!」
「か、顔が!?」
いったい私は先生の前でどんな変な顔を晒しているのだろうか?
「そんなに私の顔で笑わないでくださいよ〜」
なんだか恥ずかしくなって手で顔を覆う
すると、先生の手が私の手をどけて
先生の顔が間近なのに覆うものがなくなる
「顔がっていうか、表情が面白い
すーぐ不安そうな顔して喋るからなー」
先生はそう言って笑った
その顔がとても優しくて
とても綺麗で…
もうこんな近く耐えられないくらい…
「不安そう…ですか?」