タンポポの約束。




「おー、ずっと自信ないっていうか
不安そうな顔っていうか…で喋るよなー!」











そんなこと初めて言われた


じゃあ私はいつもそんな顔してみんなと話してたの?
全然わかんなかったよ〜…











「もっと自信持てよ
可愛いんだからなー」





「っ!!」











ダメだ…私の心臓持ちそうにない



可愛いとか…こんな間近で言われて
しかもミナくん先生になんて…



心臓が止まりそうだよ〜…











「で、では…これから少しずつ頑張ります!」





「そうだなー!
んじゃ、りんご飴食いに行くか」





「はい♪」











先生に言われたんだもん


お世辞でもなんでもいい
少しでも変えれるように頑張りたい!







そう思いながら先生の少し後ろを歩いていてあることに気付いた







めっちゃ先生見られてるっ!!!







そう、通りすがる女の子という女の子
そして何故か男の人も


みんな振り返って先生を見ている






そうだよね…目立つよね…

顔もずば抜けてかっこいいし
髪色も結構明るめの茶髪だもん

身長も高いし…





そりゃ目立ちますがなっ!!






< 178 / 359 >

この作品をシェア

pagetop