タンポポの約束。
「おー、ずっと自信ないっていうか
不安そうな顔っていうか…で喋るよなー!」
そんなこと初めて言われた
じゃあ私はいつもそんな顔してみんなと話してたの?
全然わかんなかったよ〜…
「もっと自信持てよ
可愛いんだからなー」
「っ!!」
ダメだ…私の心臓持ちそうにない
可愛いとか…こんな間近で言われて
しかもミナくん先生になんて…
心臓が止まりそうだよ〜…
「で、では…これから少しずつ頑張ります!」
「そうだなー!
んじゃ、りんご飴食いに行くか」
「はい♪」
先生に言われたんだもん
お世辞でもなんでもいい
少しでも変えれるように頑張りたい!
そう思いながら先生の少し後ろを歩いていてあることに気付いた
めっちゃ先生見られてるっ!!!
そう、通りすがる女の子という女の子
そして何故か男の人も
みんな振り返って先生を見ている
そうだよね…目立つよね…
顔もずば抜けてかっこいいし
髪色も結構明るめの茶髪だもん
身長も高いし…
そりゃ目立ちますがなっ!!