タンポポの約束。




「ふぅ〜…」











次に時計を見た時にはもう7時になっていた




そろそろ帰らないとね











「ミナくん先生、今日はありがとうございました♪そろそろ帰ります〜」











私が立ち上がってお礼を言うと
ミナくん先生はニッコリ笑ってくれる











「いいえ〜、来れる時はおいで終わらないから
片付けは俺がしておくから帰っていいぞ」





「ありがとうございます〜♪」











すっかり集中力の切れた頭で何とかお礼を言う





ミナくん先生はそう言うとささっと手早く片付けを始める












「また明日来ますね〜
では、ありがとうございました♪」





「おー、気をつけて」





「はぁい」











今はもう7月だから7月の7時はまだ明るいから大丈夫







そんなことを考えながらのんびりと一人歩いて帰る






今日思ったこと


ミナくん先生は優しいだけでなく
意外としっかりしていて

大人の余裕がある素敵な先生だった











「ふふ♪」











今日のミナくん先生と一緒に過ごした時間を思い出すとなんでかニヤけてしまう






そうして一人でニヤけていると
私の前に車が一台止まった






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