タンポポの約束。
それから色々とヨーヨーをしたり
金魚を釣ったり、綿菓子を買ったりしていると
そろそろ花火の時間になった
「花火がとっておき綺麗に見えるところに行こうか」
「はい♪」
花火がとっておき綺麗に見えるところ?
どこなんだろう?
疑問に思いつつも、先生についていくと
先生が去年のこれとは違う夏祭りの時に座っていた階段にたどり着いた
「ここにこう寝転がったらすごく綺麗なんだぞ」
先生はそう言って階段と階段の間の踊り場のスペースにコロンと仰向けに寝転がる
ここの階段はほとんど人が来ないから寝ても大丈夫なのだろう
そういえば去年ここで先生は私に向かって
如月!こいっ!みたいなこと言ってたな…
きっとそれはみつばさんとの会話をそのまま言ったんだろうと今となってはわかる
まさか去年の私はこうやって先生と一緒に来れるなんて思ってもなかったな〜…
「ここに寝転がってみ
花火が始まったら綺麗だから」
「あ、はいっ」
言われたとおり私も先生の横にコロンと仰向けに寝転がる