タンポポの約束。
地獄の授業がようやく終わり
やっと先生との約束の放課後になりました♪
私が美術準備室に行こうとすると
教室のドアが開き、ミナくん先生が入ってきた
そして昨日と同じように補習を受けていたみんなは笑顔になる
「ミナくん!!」
「メリークリスマス」
ミナくん先生はそう言ってサンタの帽子を被り
教卓のところに立った
「仕方ないからこの優しい湊サンタがお疲れの補習組にプレゼントをあげよーう」
「さすがミナくん!!」
「やっぱミナくんに限るな!!」
そして取り出したのは脳の活性化のなんとかって書いてある飴
「これで頭が良くなるといいな〜」
そんなことを言いながらみんなに飴をあげる先生
みんな何とも言えない顔をしている
「なんだー?喜ばねーのか〜?」
「いやだってなぁー?」
「これで喜べって言われてもな〜?」
男子はボソボソとミナくん先生に文句を言う
そんな文句も笑顔で受け止める先生は偉いと思う