タンポポの約束。




それらはひたすらお寺を巡ったりした











「つーかーれーたー!!!!!
なんであんなに説明長いの!?」











宿に着くなりふうちゃんは倒れ込んでブーブーと文句を言う





確かに長かった
しかも何回も同じことを言ってた気がする…




でもそれも今日で終わりだもん
なんてことないさ〜…











「ってか…なんでぽぽと2人きりになれないのよ!!!!」











そうなの

宿も班ごとだから愛美ちゃんも同じ部屋なんです











「別に寝るだけなんだからいいじゃん
本当に風花ちゃんってひどーい」





「はぁ?ふざけないでくれる?」











はぁ…また始まったよー



もうこれ放っておこうって決めたから
私は立ち上がって廊下においてあるお茶を取りに行く











「お茶取りに行ってくるね〜」











私の言葉なんて聞こえないくらい喧嘩に火がついている二人を置いて
廊下に出る





テルくんは確かナツメ先輩と同じ部屋にさせられたって言ってたな〜






なんて考えながらお茶を三人分注いでいると
突然誰かに肩をポンッと叩かれた






それに驚いてお茶を落としそうになったけど
危機一髪のところで落とさなかった





危ない危ない…






< 208 / 359 >

この作品をシェア

pagetop