タンポポの約束。
「ここまで来たから…何としてでも完成させたいなぁ…」
私がミナくん先生を見ながら言うと
ミナくん先生はクスッと笑った
「じゃあテスト終わってからも来て描けばいい
そしたらゆっくり自由に描けるだろ??」
「いいんですか〜??」
それだったらすごく嬉しいけど…
迷惑かけないかな??
「いいから言ってるんだって
ま、そこまでするからにはす・ご・く、いい作品ができると期待してるよ」
ミナくん先生はそう言ってニヤッと微笑んだ
そんな…期待されても!!
でもなんでだろう?
この笑顔にドキドキしてしまうのは
「期待に添えるよう頑張りますっ!」
「あははっ!頑張れ」
ミナくん先生…
そんなに優しく笑われたら…死んじゃうよ
心臓がバクバクなって…ふわふわする
相手は先生だからダメなのに!
そんな雑念を抱えながら
それからずっと絵を描いていました