タンポポの約束。




翌日



修学旅行最終日です


薬のおかげで完全には下がらなかったけど
微熱くらいには下がったので水族館で楽しみます♪






ってことで、水族館なうです!






昨日のことなんてまるで嘘みたいに愛美ちゃんは私達と普通に行動しています





それが逆になんだか怖かったり…











「サメだぜ!!すごくね!?」





「本当だね〜♪」











テルくんはすごく楽しそうに見て回る




そう言えば今日もふうちゃんとナツメ先輩がいない…


まぁ、水族館なんて恋人と回りたいもんね











「ぽぽ〜っ!!」











そんなことを考えていると
当の本人達のふうちゃんとナツメ先輩がやって来た











「どこ行ってたの〜?」





「ちょっとね!
そんなことより、ミナくんが全然人いないところにいたよ!」





「そ、それがどうかしたの??」





「行ってきなよ!
好きな人と回りたいでしょ?」











ふうちゃんはそう言って笑ってくれる



すごく嬉しいし
すごく回りたい



でも、それはダメだよね…











「愛美には適当に俺から言っとくから行ってきなよ」











いつの間にいたのか、内山くんまでもが私にそう言ってくる





っていうか、内山くんにバレてるじゃん











「で、でも…」





「本当は俺がかっさらいたいとこだけどあいつに譲る!
行ってこいぽぽ!!」











とうとうテルくんも私の背中を押してきた



いいのかな??


でもみんないてくれるから…少しだけ…











「じゃあちょっとだけ行ってくるね…」











それからふうちゃんに詳しい場所を聞いて
みんなから背中を押されてミナくん先生の所に駆け出した






< 231 / 359 >

この作品をシェア

pagetop