タンポポの約束。




私がそう言うと、ふうちゃんは一瞬固まった











「き、キス…!?
聞いてないよそんなの!!?」





「い、今初めて言ったもん…」











そりゃこんな反応になるよね

だからこそもっと恥ずかしくなっちゃうよ…











「ど、どうだった?
だーい好きなミナくんとのキッスは〜!」











思いっきりニヤニヤしながらふうちゃんは身を乗り出して聞いてくる




ふうちゃんだってナツメ先輩とキスしたことあるくせに…
本当にこういう時意地悪だもんなぁ〜…











「そりゃ、その…恥ずかしかったけど嬉しかったよ…」





「きゃー!!
もう!あんた可愛すぎるっ♪」












そう言うと私の手をギュッと握ってきた



もう〜…恥ずかしいよ…











「そういうふうちゃんこそナツメ先輩とどうなの?」





「順調順調♪
でも来月で卒業なのが辛いっ…」





「そうじゃんっ!
来月で先輩達いなくなるんじゃんね!」





「そうなのー…」











それからふうちゃんの悩みやのろけ
色んなことを聞きながらケータイを開くと…











「な、なにこれ…」











すごい数のメールとライン通知が来ていた





それも全部同じ学校と思われる人から…





ケータイを開いて固まっている私の異変に気付いたのか
ふうちゃんも私のケータイをのぞき込んできた











「何この数…」





「わ、わからない…」











とりあえず開いてみよう…






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