タンポポの約束。

「ぽぽ、私はとりあえず愛美の所に行ってくる」





「え！？」











ふうちゃんは言うが早いか愛美ちゃんの所に行ってしまう





わ、私も行かなくちゃっ！！











「待ってよふうちゃんっ！」











私がふうちゃんの後を追って、愛美ちゃんの所に行くと


ふうちゃんと愛美ちゃんは睨み合いをしていた






とてもとても怖い顔で……











「あんたが、これ流したんでしょ！！」





「ふっ…決めつけるんだ」











ふうちゃんはいつの間に私のケータイを取ったのか

私のケータイを愛美ちゃんに突き出す





愛美ちゃんは一瞬悲しそうな顔をして
その後、挑発するように笑う











「そんなこと聞いてない
したかしてないかどっちなの！？」





「してないっていっても信じてくれないでしょ？」





「それはあんた次第」











ふうちゃんってば…すぐ喧嘩ごしになるんだから…




私は二人のあいだに割って入ると
愛美ちゃんを真っ直ぐ見つめて笑いかけてみた











「私は信じるよ…
愛美ちゃんがしてないって言ったらしてないって…」











私がそう言うと、愛美ちゃんは俯く