タンポポの約束。
「私がしたよ!!
だってムカつくんだもん!!ミナくんにも好かれて…テルくんにも…
私はあんたが嫌いだよ!」
俯いたままそう言った愛美ちゃん
心に刺さるけど
なんでテルくんが出てくるのかな??
「本当に?本当の事言ってよ?」
私には愛美ちゃんの言葉がやけくそに聞こえて
だから本当の事じゃない気がするんだ…
私のことムカつくのは本当だろうけど…
「黙って
あんた、修学旅行の時言ったよね?
ミナくんに迷惑かけるようなことしてほしくないって…
今あんたは迷惑かけてんじゃないの?」
「あっ…」
確かにそうだ…
迷惑だよね…
こんなこと、バレたりしたら…
先生クビになっちゃうかも…??
「ごめんね愛美ちゃん…
もう行こうふうちゃん」
私はふうちゃんの手を引いて席についた
考えなくちゃ
これからどうしたらいいのか…
そんなことを考えながらずっと授業を受けていた