タンポポの約束。




「ふうちゃん、愛美ちゃん泣かせちゃダメでしょ?」











私がふうちゃんをむっと、怒ると
ふうちゃんはおかしそうに笑う











「泣かせてないよ
愛美が勝手に泣いたんだけどー?」





「そうだよたんぽぽちゃん
ちょっと話してたら涙でちゃった」











なんだろう?



なんか、仲良くなってる??





私が頭にハテナマークを飛ばしていると
ふうちゃんが説明してくれる











「こいつに全部聞いたの
そしたら泣きながら内山くんが言ったこと言ったから信用することにした
それで、先輩達の名前とか聞こうと思ったんだけど
名前までわからないって言うから、手伝ってもらうことにしたわけ」





「そ、そうなんだ〜♪
仲良くなれてよかった♪」











でも、どうやって先輩達探すのかな??





そんな私の考えもあっさりと見破って付け足す愛美ちゃん











「私、先輩達が噂流してるのを聞いたの
それで、録音もしてて…
写真はとってないけど、顔は覚えてるから探せるはず」











愛美ちゃんもふうちゃんも探す気満々だねー



私もなにか協力しなくちゃ!











「私もなにか手伝うよ♪」





「あんたはいい
ぽぽはミナくんとのことどうするか考えときなさい」





「あ、はぁい…」











そうだよね

私はこういうのの役に立てないもんね…





かと言って、先生と目も合わないしラインもかえってこないもん…





直接会って話すしか…ないけど…





とりあえず今日の放課後美術準備室に行ってみよう






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