タンポポの約束。
あれから数日
今日はナツメ先輩の卒業式です
早かったなぁ〜…
来年は私たちも卒業かぁ…
とか、まぁ色々考えていたら
いつの間にか式は終わっていた
ここの校長先生の話短いから楽なんだよね♪
在校生は卒業生が通る道をアーチを持って待っている
「ナツメくん〜…
もっと一緒にいたかったぁ〜」
ふうちゃんは先輩が来る前から号泣している
まぁ大好きな人が卒業なんて
凄く凄く悲しいよね…
「風花!笑顔見せてあげなよ〜!
ナツメ先輩きたよっ!!」
愛美ちゃんはふうちゃんの背中を叩き、先輩が来た方を指さす
こうして見ると
ナツメ先輩って有名人なんだ!!
いろんな女の子から花束もらったり
男の子から話しかけられたりしてる
まぁ顔は…かっこいいよね
性格に難ありだけど
なんだかんだ優しいしね♪
そうしてやっと私たちのところまで来た先輩は
ふうちゃんの頭をポンポンと撫でる
「風花、お前泣きすぎだっつーの!
俺が居なくなって悲しくなるのはわかるけどよ」
「ナツメくん〜〜…!!」
ふうちゃんはナツメ先輩に抱きついてわんわん泣き始める
なんか、微笑ましいなぁ♪