タンポポの約束。
「ま、俺がいるし
最後の一年楽しもうよ」
「内山くんっ!?」
いつからそこにいたのか
いきなり出てきたから驚いちゃった
「そうだよね…頑張らなくちゃっ!」
「たんぽぽちゃんなら大丈夫さ」
「あ、ありがとう…」
うん、やっぱり内山くんミナくん先生に似てるかもしれない
雰囲気かなぁ?
でもやっぱりミナくん先生の方がいい…
とか、失礼すぎだっ!
「頑張ってねぽぽ〜!」
「何かあったら呼べよ!
俺がすぐ行くから!!」
「玖音もファイト〜」
ふうちゃんとテルくんと愛美ちゃんとはそう言ってわかれて
私と内山くんは自分の教室に入った
のはいいのですが……
「内山くん、なんかすごく…視線が…」
「それ俺も思ったよ」
そうなの…
入った瞬間から席に着くまで
いや、席に着いてからもすごい見られてるんです…
ヒソヒソ話す声とかも聞こえるし…
毎年見られたりするけど
これ程じゃないからいい気分しないなぁ…