タンポポの約束。
「そう言えばどうしてここに??」
特に髪切っているわけでも
染めているわけでもないのに
って思い、聞くと、ミナくん先生は鼻のところに指を持っていって内緒のポーズをとった
「教えない〜」
なんだろう
さっきからいちいちドキドキしてるんだよ〜…
久しぶりだとこんなになっちゃうのかぁ〜
「新しいクラスでどう?
友達できたか〜?」
「それが…」
「その顔は全然だな?」
「はい〜…」
先生にはお見通しです…
なんかあれだけ一緒に勉強してたのが何年も前のように感じる
「俺も友達作るのうまいほうじゃなかったよ
みつばもだったけど」
「そうなんですか?」
みつばさんはそんなこと聞いた記憶があるけど
ミナくん先生が作るのうまくないなんて想像がつかない
「今でこそうまく立ち回れてるけど
昔は友達とかほとんどいなくて一人で好きなように生きてたから」
なんか意外だなぁ
みんなに好かれてクラスのムードメーカーみたいな感じなのかと思ってた
「先生にも性格なおせとか言われたし
別に神凪みたいに人見知りとかじゃなかったけどね」
「じゃあどうしてですか??」
「ん〜、昔の俺は変人過ぎて誰もついてこなかったみたいな?
みんなに一線引かれてたかな」
「なるほど…」
まぁちょっと変だよね
でも一線引かれてたほど昔は変人だったのかな?
よくここまで普通になれたなぁ