タンポポの約束。
「みつばと出会って、四葉とか神尾とか冬織と友達になれたけど
それまでは一人で自由にしてた」
「寂しくなかったんですか?」
「特に〜
だって自由なんだよ?こんなに楽しいことないじゃん?」
うん、変わってる
一人でこんなに楽しいって言う人初めて見た
私が苦笑していると
四葉さんも苦笑しながら話に入ってくる
「まぁこれよりひどい変人ぶりだったから
今こうしてだいぶ普通になって俺達はびっくりしてるよ」
「そ、そうなんですね…」
昔を知らないからなんとも言えないけど
それほど言われるってことは
すごく変人だったのだろうと思う
「ま、そう言う事だから
あんまり深刻に考えないでいたらいいさ
それに神凪には三日月も雨宮も松井も内山もいて、それだけでも大丈夫だから」
「そ、そうですねっ♪
なんかそんな気がしてきました♪」
「よかった
じゃあ元気でな〜」
最後にミナくん先生は私の頭をポンポンと撫でて、少しだけ悲しそうな顔をして出て行った
学校でもこうして話したりしたい…
でもミナくん先生の邪魔になるなら
私は身を引きます…
ミナくん先生の背中を見送りながらそんなことを思っていた