タンポポの約束。
「そんなある時、二人だけのクローバーの栞を持った女の子が現れました
その子は彼女がなくなる前にクローバーの栞を彼女から貰ってたんだ
俺はその子に弱いところいっぱい見られた
そしていっぱい支えてもらった
そんなしているうちに、俺はその子に惹かれていった」
そう先生が言うとみんなが私を見てくる
唯一先生だけは見ないけど
「本当に好きだから
彼女以外を初めて好きになったから
だから大切にしたいんだ
俺じゃない方がいいのかもしれないけど、俺はそこまで大人じゃないから引けない
ま、そういうことなのさ」
そう言ってみんなにヘラっと笑って見せた
先生…もう先生の授業受けれないなんて寂しい
留年も嫌だけど先生に会えなくなる方がもっとやだ…なんておもったり…
「命は大切にして
勉強ができなくてもそれだけは本当に守ってほしい
生きてたらいいことが少しかもしれないけどあるから」
先生が言うと本当に重たく感じる
経験してる人が言うと全然違うね…
そんな先生の言葉を聞いて、内山くんがパチパチと拍手をしだす
それに続けて他の五人も揃って拍手をする
「ミナくんの最後の教え絶対守るよ!」
「そうだね♪
ミナくん、好きな人幸せにしてあぜてね!」
内山くんと愛美ちゃんはそういう
最後にこうやって話を聞けてよかった
「明日の卒業式いいものにしような!
さ、帰れ帰れ〜」
ミナくん先生はそう言って私達を教室から出した
うん、いいものにしよう
高校生活最後の行事
必ず成功させよう…
そう決めて学校を後にした