タンポポの約束。




最後のHRが終わり

毎年恒例の卒業生の道をいつもの6人で通る











「たんぽぽ先輩っ!
これ受け取ってくださいっ!」











そう言って知らない下級生の男女色んな人から花やら手紙やらを貰った





ふうちゃんとか愛美ちゃんみもりんも後輩から色々もらったり



テルくん、内山くんももらってた



ナツメ先輩は仕事で来れなかったそうだ








そしてとりあえず卒業生の道を抜けると
みんなそれぞれ行きたいところに行って話したりする





私達は特に後輩がいるわけでもないから
どうしようかと悩み中…











「屋上行って叫ぼうぜ!!」





「叫ぶの??」











みんなで悩んでいると
テルくんがとんでもない提案をしてきた




屋上は立ち入り禁止な上に、叫ぶなんて…




絶対いろんな人に見られるよ〜











「たまにはいいこと言うじゃん昭」





「じゃあ行くか〜!」











テルくんの意見に乗り気なふうちゃんと内山くんがテルくんと一緒にすたすたと階段に向かい始める





ええっ!?本当に行くの〜!?











「楽しそうだしうちも行こ〜♪」





「そうね〜!最後の青春って感じじゃん!」











みもりんと愛美ちゃんもそれについていく




え、ええー!?











「ま、まってよ〜…」











置いていかれそうになったから急いでみんなのあとを追う





まぁ、もう卒業しちゃったし
最後の思い出作りと思えばいいよね…??






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