タンポポの約束。




「それで?
ぽぽはミナくんのことどんな風に見てるの?」











はい、ドーナツ屋さんに着くと
速攻ふうちゃんから質問されてしまいました











「どふっていふぁれふぇも」











私はお口いっぱいにドーナツを含んでいたからうまく言葉にならなかった





ちなみに今のは
"どうって言われても"って言いました













「飲み込んでからでいいよ」











もぐもぐもぐもぐ





私は食べるのも遅いからしばらくの沈黙








ゴクッ




うん、美味しかった♪







私が飲み込んだのを見計らって再びふうちゃんは私に質問してくる











「ミナくんのことどういう風に見てるの?」











どういう風に見てるの?かぁ…











「優しくて、変で、でも生徒思いな先生だと思ってるよ〜?」











思っているままに伝える



だって私にあれだけ根気強く付き合ってくれた先生なんて初めてだったから感激しちゃったもんね






私の言葉を聞くとふうちゃんは難しい顔になる











「先生として好きなの?」





「もちろん先生としては好きだよ♪」











これは嘘偽りない事実




本当にいい先生だもん





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