タンポポの約束。
展望台についた時には誰一人人はいなかった
もう暗いし平日だからいなくてもおかしくはないか
そんなことを考えて星を見るふりをして
どのタイミングで言い出すか考える
世の男性はどうやってプロポーズしてるんだ…
どうやって雰囲気作ってるんだ…
全くもってわからない
「四葉星が見たかったの??」
「そーそー、星が見たかった」
嘘だけど
そっかーっ♪なんていって楽しそうに星を見ている芽命
素直で優しくて気が利いて優しい
「手嶋くんとたんぽぽちゃんうまくいってよかったね♪
最初はどうなるかと思ったよ〜」
「そうだね、幸せそうで何よりだよ」
そうだそうだ
そして俺も幸せになろう
今も幸せだけどさ…
俺は決意を決めて芽命の手を取る
「芽命」
「な、なに??」
突然雰囲気が変わったことに気づいた芽命は
緊張して顔が赤いまま俺を見る
俺が伝えたいように伝えたらいいんだ
よし、いこう