タンポポの約束。
「俺の姉ちゃんは…芽命の心友は…そんなに心が狭い人じゃないから」
そう、そう考えたんだ
「それに幸せだったと思うよ」
「そ、そうだよね…!」
それに、一番気にしているであろう手嶋がやっと前に進んだたんだ
俺たちだって進まなくちゃ
立ち止まることを姉ちゃんは望んでなんかないと思うから
「じゃあ思いっきり幸せになる♪」
「俺が必ず幸せにする」
「ふふ♪頼もしいな♪」
そう言って笑う芽命が本当に愛おしい…
神尾芽命から
如月芽命になるのか…
悪くない響きだな
そんなことを思い嬉しくなりながら
俺と芽命は指を絡め、恋人繋ぎをして帰り始めた
一度手に入れたこの芽命の手を
この幸せを…
決してはなさないように
大切に大切にしていこう
そう、心に誓いながら…
〜如月四葉 × 神尾芽命〜END