タンポポの約束。




────────☆彡



怒った俺は、そいつらの中の一人の胸ぐらを掴んだ











『お前早く白状しろよ』





『何も言うことなんてないよ!』





『………そうかそうか』











言わないなら物理だ



それが俺の考えだから




俺はそいつの髪を一本プチっと抜いてやった




一本だけね











『いたい!何するのよ!』





『言わないなら呪ってやろうかと
ダメなの?』





『や、やれるもんならやってみなさいよ!』











思いっきり怯えてんじゃん




俺はその反応が面白くて
次は前髪をキレーーーいにパッツンにしてやった











『やめてよ!!やめて!!
わかった!!言うから!!』





『ふっ…』











意外とちょろい




心の中でほくそ笑んでいると
ちがうやつが俺からそいつを引きはがしてきた











『言っちゃダメ!!!
あんた裏切るの!?』





『だって!!!』











仲間割れが始まって面白そうだから見物することにした





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