タンポポの約束。
そして決まったように湊くんは目を閉じた
「みつば、俺は幸せだ!!
たんぽぽに栞あげてくれてありがとう!
幸せだから安心して!!」
そう、短く言って目を開けた
幸せだって言ってくれて嬉しい
私が彼女でいいのかな?って思うこともあった
でも、こう言われると自信がつくの
みつばさん、ありがとうございました♪
最後に四葉さんが目を閉じた
「姉ちゃん、正直幸せになっていいのか迷ったけど、姉ちゃんならいいっていうと思って…
幸せ過ぎてつらいくらいです
だから姉ちゃん心配しないで
いいお土産話持って帰ってくるから」
そして目を開けた
みつばさん聞いてました?
みんなみんな幸せっていってます
みつばさんも幸せでしたか?
そんな時ふわっと風が吹いた
「さっ、帰るか〜!」
湊くんの掛け声でみんなが頷く
「たんぽぽ」
「あ…うんっ♪」
そっと差し出された手に自分の手を重ねる
心地よい体温
これからもこうしていきたいな♪
「大好き」
湊くんはそうしてチュッとキスしてきた
これから何回も何十回も何百回も
こうして二人で生きていこう
私はそう心に誓った
〜みんなの幸せ〜END