タンポポの約束。




「痛いな〜たんぽぽちゃん」











そして先輩は私が投げて床に落ちた本を拾い上げる




その時に挟んでいた栞が落ちてきた




綺麗なクローバーの栞が


小学生の時に四葉さんに似た人?に貰ったものだ











「本を投げちゃダメだろー?」





「す、すみませんっ…」





「で?どう?
俺と付き合う気はない?」











いやいや、そんなこと言われましても…











「わ、私はその…
知り合ったばかりの人と付き合うなんて出来ません」











申し訳ないけど断らせていただく




すると、先輩は納得がいかないとでも言うように眉を上げる











「この俺を振るのか?
こんなに素晴らしい美貌の持ち主の俺様を?」





「えっ…えっと…」











な、何でこんなに自分に自信があるの〜…?






私が困っていると、誰かの足音が近づいてきた











「しつこい男は嫌われるぞー」





「「っ?!」」











声のした方を振り向くと
そこにはミナくん先生が立っていた






な、なんでここにミナくん先生がいるの?!






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