タンポポの約束。

約束?補習





ミナくん先生が好きだと気付いて早数日






毎日一緒?に絵を描いてるけど…






とてもじゃなく、ドキドキ緊張して死にそうに絵を描いている





プラス、あることで今日は私、どん底に落とされているのです











「はぁ〜…」











放課後いつものように絵を描いているけど
うまく集中できなくて、ため息ばかりが出る






すると、先生がスケッチブックから顔を上げ、クスッと笑った











「ため息多いなー幸せ逃げるぞー」





「あはは…」











もう、笑うしかない



幸せなんて…幸せなんてあれのせいでパーだよ











「どうした?悩みなら聞くぞー」











ミナくん先生はそう言ってわたしの頭を撫でる




なんか、落ち着くなぁ…











「テスト…全部赤点でした…」











そう、今日テスト結果が返ってきたんだけど
悲惨すぎて……





そのせいで夏休み半分潰れちゃう…






私の言葉を聞くと先生は少し難しい顔になる











「うーん…テスト見せて」





「あ、はぁい…」











少し見せるのは恥ずかしいけど
先生に5教科を手渡す






その時少しだけ手が触れてドキッとした…











「こりゃひどい」











先生は私の答案を見てそう呟いた






< 51 / 359 >

この作品をシェア

pagetop