タンポポの約束。
約束?補習
ミナくん先生が好きだと気付いて早数日
毎日一緒?に絵を描いてるけど…
とてもじゃなく、ドキドキ緊張して死にそうに絵を描いている
プラス、あることで今日は私、どん底に落とされているのです
「はぁ〜…」
放課後いつものように絵を描いているけど
うまく集中できなくて、ため息ばかりが出る
すると、先生がスケッチブックから顔を上げ、クスッと笑った
「ため息多いなー幸せ逃げるぞー」
「あはは…」
もう、笑うしかない
幸せなんて…幸せなんてあれのせいでパーだよ
「どうした?悩みなら聞くぞー」
ミナくん先生はそう言ってわたしの頭を撫でる
なんか、落ち着くなぁ…
「テスト…全部赤点でした…」
そう、今日テスト結果が返ってきたんだけど
悲惨すぎて……
そのせいで夏休み半分潰れちゃう…
私の言葉を聞くと先生は少し難しい顔になる
「うーん…テスト見せて」
「あ、はぁい…」
少し見せるのは恥ずかしいけど
先生に5教科を手渡す
その時少しだけ手が触れてドキッとした…
「こりゃひどい」
先生は私の答案を見てそう呟いた