タンポポの約束。




ずっと追われ、追い
鬼ごっこをしているかのように校舎内を駆け回る私達






何度か先生に怒られたけど気にしてられない











「もうやだ〜〜」





「「逃げなければいいんだよ!」」











何?二人とも仲いいの?って思う程息ピッタリで私を追いかける







…と、私が曲がり角を曲がった時









────グイッ









誰かに腕を引っ張られ、そのまま狭いところに強引に入れられ


頭をゴンっと壁に打ち付けてしまった











「ーーーーっ」











痛すぎて声も出ないでいると、ドタドタドタっと二人が通り過ぎて行く







と、とりあえず一安心…かな?











「校内で鬼ごっこは危ないからダメって小学校の時に習わなかったか?」











痛みに耐えているとそう、頭上から声が降ってきた







だ、だれ??





顔をあげ、顔を見ると…











「ミナくん先生…」











私の好きな人、ミナくん先生だった






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