タンポポの約束。




カランコローン



「いらっしゃいませ〜」











行きつけの美容院にふうちゃんと二人できた











「あの…四葉さんいますか?」





「いますよ〜
ちょっと待っててね♪」











そう言った四葉さんの彼女さんの
芽命(めい)さんが呼びに行ってくれる











「ぽぽ髪色変えたら?
そろそろ私見飽きたよー」





「そう〜?
もう少し伸びたらピンクっぽい赤位にしようと思ってる」





「もうちょっと落ち着いた色ないのかね」





「えへへ♪」











したい時にしなくちゃ


でもあんまり染めすぎると将来ハゲるって聞いたことあるからやりすぎない程度にね







そんなことを話していると
四葉さんが出てきた











「お〜、久しぶり
今日はどうしたの?」





「髪を結ってもらいたくて…」





「まかせて」











四葉さんは爽やかスマイルで笑うと
さっそく色々と雑誌を持ってきてくれる











「どんなのがお好み?」





「うーん…お団子にしたいんですけど…
長さ足りないですかね?」





「いや、大丈夫
じゃあするよ」











そう言って結い始めてくださる四葉さん





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