タンポポの約束。




お店を出て
ふうちゃんと一緒にテルくんとの待ち合わせ場所の公園に着くと…











「たんぽぽーっ!
その髪型めっちゃ可愛いじゃねーか!それでこそ俺の彼女に相応しい」











何故かテルくんと一緒にナツメ先輩がいました





なんでナツメ先輩がいるの〜?!











「俺も風花に呼ばれたんだよ〜
本当に俺ってモテて困るわ!」











いや、何言ってるのこの人


っていうか、いつの間に誘うような仲になってたのふうちゃん…




私ナツメ先輩がいるなら来なかったかもしれないのに…











「なんで先輩がいるの〜?」











私がこそっとふうちゃんに訪ねてみると
ふうちゃんは悪戯が成功したような顔で笑う











「先輩のこと好きだから一緒に行きたくて呼んだの…!
そしたらたんぽぽが居たら来るって言ったから」











はぁ…



先輩が好きならそんなこと言われたくない筈なのに…



ふうちゃんって心が強いなぁ





でもまぁ、そこまで言われるともう何も言えない











「私ふうちゃんを応援してるよ♪」





「ありがと」











こうなったらふうちゃんと先輩を二人きりにさせよう!!




そしたら少しは何か変わるはず!




テルくんのことは任せな!ふうちゃん♪





とか、意気込んでみる





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