タンポポの約束。
恋は叶うことが全てじゃないでしょ？
私は想うだけでいいんだ…
叶わないのなんて最初からわかってたから…
「うっ…」
そんなこと思っても悲しいことは悲しい
次から次へと涙が溢れてくる…
ボロボロ涙を流しながら人のほとんどいない階段に差し掛かった時…
ミナくん先生がいた…
「っ…」
こんな泣いてる顔見られたくない
「泣いてるのか？」
先生は立ち上がり、私を見上げながら腕を横に広げて笑った
