タンポポの約束。
「如月がそばにいてって言うなら俺は離れない
行かない
どっちだ如月!!
いてほしいかいてほしくないか!」
え??
私の後ろに如月さん?がいるのか振り向いて見るけど、誰一人いない
な、何を言っているんだろう先生
私がどうしていいか戸惑っていると
先生は何も言わずに腕をおろし、私に背を向けて座る
そのとなりには二人分のりんご飴とヨーヨーがあるのに気が付いた
「先生…??」
先生の後ろ姿が少し悲しげだったから
そっと側に行くと、先生の顔色が悪くなっていた
なんだろう?このモヤモヤは…
「髪色も声も性格も違うのに、何故かあんたとみつばが重なる」
横からだから先生がどんな表情をしているかは良く分からないけど
なんだかとても苦しそう…
そしてまた"みつばさん"だ
「弱いとこ見られるとか恥ずかしすぎ」
そう言って苦笑いだけど笑った先生
そして次に言われたことは衝撃的だった
「彼女と付き合った場所なんだ、ここ
さっき言ったことを言って、付き合った」
「えっ…」