タンポポの約束。
そして準備をしてさぁ描こう!
って思い、机に向かうと…
────キーンコーンカーンコーン────
チャイムが鳴ってしまいました…
あれ?さっきまでまだ余裕あるから大丈夫だって思ってたのにな……
いつの間にかみんな片付けも終わらせてしまってるし…
「はぁ…」
私って本当に何も出来ないな……
みんなの作品を見る限り完成した人や
あと1時間もかからないだろうって人ばかり
なのに私は……
「神凪」
何でこんなにダメダメなんだ…
私がひとり落ち込んでいると
誰かから肩をポンッと触られた
「かーんーなーぎーさーん」
「っ!」
その手の持ち主は湊先生
そう言えばまだ説教受けてなかったな…
「片付け終わったら準備室ねー」
「……はぁ…」
また説教かな…
女子の先生と二人になれるなんて羨ましいって視線を今度こそ一身に受け
自分なりに急いで片付けを済ませた