タンポポの約束。
連れてこられたのは特別第一教室
「な、なんなんですかっ??」
ずっと待ってて、ここに連れてきて…
嫌な予感が的中しなきゃいいんだけど…
「話はひとつ
俺の彼女になれ」
やっぱり…
なんでこんなにも嫌な予感は的中するのか…
でもそれは私だって答えはただ一つ
「私はミナくん先生が好きなので
ナツメ先輩とは付き合えません…」
そしてふうちゃんを好きになってください
と、心の中で願う
でもそんな願い届くわけなくて
ナツメ先輩は鼻でフッと笑う
「ミナくんは生徒に興味ねーし
告白されても困るだけだっつの」
そんなことわかってる…
告白なんてするつもりもない
でも…
「想っているだけでいいんです
それだけで私は満足なんです♪」
欲張り言わない
先生の教え子として、側にいたいだけだから…
そう言うと、ナツメ先輩は私の頬をグイッと手で挟む