印堂 丈一郎の不可解な生活
それは昔の忍者が使っていた手裏剣。
「この刀と同じ、調息伝導率100パーセントの特殊な金属で作られた手裏剣だ。俺は剣術よりもこっちの方が得意でな」
呼吸法と共に練り上げられた調息を手裏剣に通し、咢はそれを投擲する!
高速回転しながら飛来する手裏剣。
動きは直線的、躱すのは訳もない。
私は簡単にそれを回避するけど。
「!?」
私の横を通り過ぎていった筈の三枚の手裏剣が、引き返して来て私の背中を切り裂いた!
「手裏剣に通したのは『プラスの調息』、俺が掌から放っているのは『マイナスの調息』、磁石と同じ原理だ。プラス同士ならば反発し、プラスとマイナスならば引き合う…手裏剣は自在に俺の意志で操られる!膾斬りになれ化け物!」
「この刀と同じ、調息伝導率100パーセントの特殊な金属で作られた手裏剣だ。俺は剣術よりもこっちの方が得意でな」
呼吸法と共に練り上げられた調息を手裏剣に通し、咢はそれを投擲する!
高速回転しながら飛来する手裏剣。
動きは直線的、躱すのは訳もない。
私は簡単にそれを回避するけど。
「!?」
私の横を通り過ぎていった筈の三枚の手裏剣が、引き返して来て私の背中を切り裂いた!
「手裏剣に通したのは『プラスの調息』、俺が掌から放っているのは『マイナスの調息』、磁石と同じ原理だ。プラス同士ならば反発し、プラスとマイナスならば引き合う…手裏剣は自在に俺の意志で操られる!膾斬りになれ化け物!」