印堂 丈一郎の不可解な生活
「黒十字 邪悪ぅぅううぅぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁっ!」

咆哮、そして突進!

丈一郎は激怒のままにサーに突き進んでいく!

調息を練りに練り込んだ拳を握り締め。

「オララララララララララララララララララッ!」

怒りに任せた拳の連打!

それに呼応するように。

「無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味っ!」

サーも左右の拳で迎え撃つ!

地面に、建物の壁に、その衝撃で亀裂が走る。

サーはともかくとしても、とても人間の打撃の威力とは思えない丈一郎の連打。

調息使いとはいえ、まさかサーと打ち合いをして打ち負けない人間がこの世に存在するなんて!

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