印堂 丈一郎の不可解な生活
「オララララララララララララララララララッ!」

「無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味無意味ぃっ!」

数十発のラッシュの応酬は決着がつかず。

両者は一旦距離をとる。

「驚いたぞ丈一郎。この俺と互角に張り合うとはな。貴様は感情の高まりと共に能力が増大するタイプか」

サーが感嘆の声を上げる。

「うるせぇよ化け物野郎、貴遊に汚ぇ口押し付けやがって。テメェはこの俺が無茶苦茶に顔面ぶっ潰す」

まだ怒り冷めやらぬまま、鼻息荒く言う丈一郎。

アイツ本当に凄い。

今の丈一郎でもサーに勝つ事は出来ないだろうけど、きっと苦戦させる程度は出来るだろう。

この間まで調息のイロハさえ知らない普通の人間だったのに。

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