印堂 丈一郎の不可解な生活
その瞬間だった。

「!!!!!!!!」

手裏剣が、雪城の体に突き刺さったままだった手裏剣が咢目掛けて飛翔し、彼の四肢を瞬斬する!

両手両足が切断され、一瞬のうちに達磨と化す咢。

手足を失った咢が、床に落ちる。

それよりも速く。

「がっっっっっっっ!」

雪城は無数の鍼を投擲して、咢の体を壁に磔にした!

「雪城…貴様ぁぁああぁっ」

喀血しながら、磔のままの咢が言う。

「調息で、自らの体に突き刺さったままの手裏剣を引き抜き、操ったな?手裏剣を引き抜く事で出血が酷くなる事を厭わず…!」

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