印堂 丈一郎の不可解な生活
事実、雪城の尽力で咢は完全に動きを封じられた。
再生しようにも四肢を縫い付けられて引き寄せる事が出来ないし、達磨と化した胴体も壁に磔にされている。
「愚かな…自ら捨て駒を選ぶのか」
呟く咢に対し。
「愚かなんかじゃあねぇぜ」
言い返したのは丈一郎だった。
彼は血塗れの雪城に歩み寄り、自身の調息で出血を止める。
「俺の為に身を捨てて咢を止めてくれたんだな…『黄金の魂』って奴だ。それに咢…お前もほんのさっきまで持ってたんだぜ?お前が愚かだって言う『黄金の魂』をよぉおぉお」
再生しようにも四肢を縫い付けられて引き寄せる事が出来ないし、達磨と化した胴体も壁に磔にされている。
「愚かな…自ら捨て駒を選ぶのか」
呟く咢に対し。
「愚かなんかじゃあねぇぜ」
言い返したのは丈一郎だった。
彼は血塗れの雪城に歩み寄り、自身の調息で出血を止める。
「俺の為に身を捨てて咢を止めてくれたんだな…『黄金の魂』って奴だ。それに咢…お前もほんのさっきまで持ってたんだぜ?お前が愚かだって言う『黄金の魂』をよぉおぉお」