印堂 丈一郎の不可解な生活
自己紹介しなきゃ始まらないから、取り敢えず名乗るけど。

私は高校生の辻本 貴遊(つじもと きゆ)。

この街で骨董品屋を営んでいるお爺ちゃんと一緒に暮らしている。

両親は訳あって既に他界。

私はお爺ちゃんに引き取られて、ここで暮らしている。

だけど、この物語に本格的に登場するのはもう少し先。

私はこの物語…彼の物語の語り部。

彼が経験する事になった数奇な運命の物語を、お話しする為にここにいる。

さて、どこから話したものかしら…。

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