印堂 丈一郎の不可解な生活
直後。

「なっ!」

丈一郎の肩に、インプが咬みついた!

さっき全部始末した筈のインプが!

「くそ、まだ生き残ってるのがいたか!」

調息を込めた拳で叩き潰す丈一郎。

だけど。

「!?」

インプは次から次へと湧いて出る。

こんなに始末し損ねていたのかと驚くほどに。

「オラララララララララァッ!」

ムキになって拳の連打を繰り出す丈一郎。

全てのインプを叩きのめし、視界を走らせる。

大丈夫。

今度こそ一匹残らずインプ達を始末した。

そう思ったのも束の間。

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