印堂 丈一郎の不可解な生活
「ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララッ!」

まさに、これでもかとばかりに。

丈一郎は連打乱打を繰り返した。

為す術もなく打ちのめされるサー。

狡猾で、計算高く、策を張り巡らせて謀るサーの戦術。

丈一郎はそんなサーの理解を超えていた。

ううん、超えているというよりは。

「こ、この考え無しが!」

サーは口走る。

「自身が傷つく事を無視して、この俺にだけ攻撃を加えるというのかッ!貴様頭がおかしいのかッ?」

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