未来戦争
どのくらいこうしていただろう。
状況をまずのみ込もうとする脳の指示により、私は辺りを見回す。
本当に何もない。世界にはこんなにも綺麗なほど何もない所があるとは。

砂漠やサバンナでもでこぼこ山ができていたり、木があったりする。
しかしここは何もない。何もない。何もない。何もない。まっ平。

私はどうしればいいのだろう。
こういうときは下手に動かない方が良かったりもする。

かといって、誰かがここで私を見つけにきてくれるかというと、難しいかもしれない。
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