立花課長は今日も不機嫌
しばらくして立花さんが戻ると、淹れてくれたコーヒーに口をつける。
「砂糖とミルクは足りてるか?」
「あ……はい」
なんだか恥ずかしいと思ったのは一瞬。
立花さんも同じように、ミルクたっぷりのコーヒーを飲んでいることを思い出した。
そういえば……
「立花さんは何をするつもりなんですか?」
警察への通報は後回しだって言っていたけれど。
「何って、決着をつけるに決まってるだろう」
――決着!?
ことがことだけに、物騒な言葉に聞こえてしまう。
「そんなの、危険すぎます!」