立花課長は今日も不機嫌

手には弾けたクラッカー。

さっきの破裂音は、それだったらしい。



――というか、どうして?



立花さんを見ると、私同様に目を瞬かせて驚いていたのだった。



「遅かったじゃないのぉ」



――え? え?



沙月の後ろから、良樹さんが顔を出す。

そして、その後ろからは、入江くんが登場したのだった。



何――?
どうして立花さんの部屋に3人が?



何がどうしてこうなったのか、理解しようにも限界がある。

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